発売日:2018/8/8
映像特典:劇場予告編、キム・ギドク監督舞台挨拶映像
【出演】チョ・ジェヒョン、ソ・ヨンジュ、イ・ウヌ
【制作】2013年
【ディスク枚数】DVD1枚組 R-18
【収録時間】本編83分+特典映像
【画面サイズ】16:9LB(ビスタサイズ)
【字幕】
【音声】
【演出】キム・ギドク
【脚本】キム・ギドク
【販売元】キングレコード株式会社
©2013 KIM Ki-duk Film.All Rights Reserved.
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人間の業が、廻る。
2012年
ヴェネチア国際映画祭金獅子賞『嘆きのピエタ』の
キム・ギドク監督”映画史上最も壮絶なヒューマンドラマ”
日本公開も危ぶまれた超過激作品!
セリフなしで紡がれるのは「性」、「家族」、
そして「人間」。
◆R18+
<ストーリー>
父・母・息子の3人が暮らす上流家庭。家族としての関係は冷え切っていた。ある日、近くに住む女との不貞に気づき、嫉妬に狂った妻は、夫の性器を切り取ろうとする。しかし、あえなく失敗し、矛先を息子へと向ける。凶行に出た後、妻は家を出ていき、夫と息子はとり残される。性器を切り取られてしまった息子は、絶頂に達することができずに生きていくのか。なくしたことで虐められ、生きる自身をもなくした息子。罪悪感に苛まれる中、父は絶頂に達することができる”ある方法”を発見する。それを息子に教えることで、再び父子の関係を築いていく。だが、そこに家を出ていた妻が戻り、家族はさらなる破滅への道をたどり始めるー。
『サマリア』、『うつせみ』、『絶対の愛』など、時代を風刺しつつも偏愛に満ちた唯一無二の作風を持ち、『嘆きのピエタ』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したキム・ギドク監督。『メビウス』では、監督自身の歴史でも類をみない領域へと足を踏み入れた。その過激さから韓国では上映制限が敷かれ、ここ日本でも審議の紆余曲折を経て、ギリギリのR18指定で公開が許された。映画史上最も壮絶なヒューマンドラマをあなたはどう受け止めるのか。
『メビウス』にはセリフがない。キム・ギドクは「笑う」、「泣く」、「叫ぶ」この3つの要素だけで作品を創造した。シンプルなまでにそぎ落とされた演出の中にあるのは、尋常ならざる演技。『受取人不明』『悪い男』などキム・ギドクの初期作品に出演し、“ギドクのペルソナ”と呼び声の高いチョ・ジェヒョンが不貞な父を演じる、女優人生をかけて本作への出演を決めたのはイ・ウヌ。嫉妬に憑かれた狂気の母、さらには夫の浮気相手である妖艶な女を一人二役で見事に演じ分け、強烈な印象を残す。そして韓国映画界の新星ソ・ヨンジュが性器を切り取られてしまい、苦悩する息子を靜謐に演じきる。父・母・息子、男と女、痛みと快楽、人間の全てはメビウスの輪のように表裏一体となり廻る―。